ロシア大統領府の報道官はアメリカのトランプ大統領が原子力潜水艦の派遣を命じたことについて「誰もが核に関する発言に慎重であるべき」と述べました。
ロシアのメドベージェフ前大統領が核攻撃能力に言及したことを受けてトランプ大統領は1日、原子力潜水艦2隻の派遣を命じたと明らかにしました。
これについて、ロシア大統領府のぺスコフ報道官は4日、「アメリカの潜水艦が戦闘任務についていることは明らかだが、これは継続的なプロセスだ」と述べました。
そのうえで、「誰もが核に関する発言には非常に慎重であるべきだと考えている」「核戦争に勝者はいない」と慎重な姿勢を示しました。
また、ロシアとウクライナの停戦交渉を巡り、トランプ大統領がウィトコフ中東担当特使を6日か7日にロシアへ派遣する可能性があると明らかにしたことについては「今週、（ウィトコフ氏が）プーチン大統領と会談することを排除しない」と述べました。
タス通信は関係筋の話として、ウィトコフ特使の訪問は6日と報じています。
