520人が犠牲になった日航機の墜落事故から12日で40年です。11日、群馬県上野村では犠牲者へ祈りを捧げる灯籠(とうろう)流しが行われました。
墜落現場となった御巣鷹の尾根のふもとを流れる神流川では、11日、遺族や住民らが灯籠に犠牲者への思いや空の安全を祈るメッセージを書き、40年前に日航機が墜落した午後6時56分に合わせて、灯籠を流す供養を行いました。
父親を亡くした若本千穂さん(60) 「『あした会いに行くからね』という想いが、父に届きますようにと思って流しました。40年前のきょうは、あしたがこんなことになるとは思っていなくて過ごしていますよね。だから、灯籠流しの日ってすごく不思議な感じなんですよ」
遺族は、12日、御巣鷹の尾根を目指して、慰霊登山を行います。