中谷防衛大臣はイギリスのヒーリー国防相と会談し、軍事活動を活発化させる中国を念頭に平和を損なう行為の自制を求めるなどとした共同声明を発表しました。
中谷防衛大臣 「防衛当局間で共同声明を出すということは初めてですが、このことは日英の防衛協力が新たな次元に至ったことを示すもので歴史的な場面をヒーリージョン大臣と共有することを大変うれしく思います」
会談では台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて確認し、中国を念頭に力または威圧による一方的な現状変更の試みに対する強い反対を表明しました。
そのうえで、平和と安定を損なう行為を控えるように自制と回避を求めました。
また、ロシアによるウクライナ侵略について「プーチン大統領による違法で不当な侵攻は国連憲章の明白な違反である」と非難しました。
さらに、イギリス空軍と航空自衛隊との関係を強化し、将来、日本の戦闘機と輸送機がイギリスを含む欧州へ展開することを歓迎しました。
自衛隊の戦闘機が欧州へ展開されれば初めてのことになります。