韓国の前大統領夫人・金建希（キム・ゴンヒ）氏が29日、あっせん収賄などの罪で起訴されました。大統領経験者の妻が起訴されるのは初めてです。
尹錫悦（ユン・ソンニョル）前大統領の妻・金建希氏を巡る不正疑惑を捜査する特別検察官は29日、旧統一教会の元幹部からブランド品を不正に受け取ったあっせん収賄などの罪で、金氏を起訴したと発表しました。
起訴を受け、金氏は「いかなる容疑についても誠実に捜査に応じる」としたうえで「最も暗い夜に月光が明るく輝くように私も自分の真実と心を見つめながら、この時間を耐えたいと思います」とコメントしています。
特別検察チームは13日に金氏を逮捕し、その後、取り調べが続いていますが、金氏はほとんどの供述を拒否しているということです。
また、旧統一教会を巡っては、元幹部から違法におよそ1000万円の政治資金を受け取ったとして尹前大統領の側近議員への逮捕状が請求されるなど、捜査が進んでいます。
