国土交通省は全日空のグループ会社、ANAウイングスに対し厳重注意を行いました。ANAウイングスでは去年から重大インシデントを含む航空トラブルが相次いでいます。
国土交通省は、去年から重大インシデントを含む航空トラブルが相次いでいるANAウイングスに対し厳重注意を行い、安全確保に向けた取り組みの検討と再発防止策の報告を指示しました。
ANAウイングスでは、去年4月以降に重大インシデントを含む4件の航空トラブルが続いています。
去年4月には、鳥取県の米子空港で空港内に着陸予定の機体が指定された高度より低い高度で着陸しようとし、近くの水面への衝突を回避するために緊急に上昇する操作を行って、重大インシデントに認定されました。
去年6月には、和歌山県の上空で中部国際空港への着陸に向けて降下していた機内で気圧が異常に低下し、重大インシデントに認定されました。乗客乗員合わせて18人が体調不良を訴えました。
今年5月には、広島空港に着陸した機体が工事のために閉鎖されている誘導路に停止した事案がありました。
今月20日にも北海道の稚内空港で、滑走路に鳥を追い払う作業車がいるにもかかわらず機体が着陸態勢に入り重大インシデントに認定されました。
ANAウイングスは「今回の厳重注意を真摯に受け止め、経営トップ自らが先頭に立ち、全社員が一丸となって再発防止策に徹底的に取り組むことで、ANAウイングスへの信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。