相次いでクマが出没している北海道。札幌市のゴルフ場でも3日連続でクマが出没しました。プレーが中断される事態となりました。
ゴルフ場は1日、契約しているハンターにパトロールを依頼。すると、ハンターの目の前にクマが現れたのです。クマが向かってきたためハンターは発砲。弾が命中し、クマは駆除されました。
ところが、この駆除に問題が…。
ハンターはシカを駆除する許可は得ていましたが、クマを駆除する許可はなかったというのです。
滝のカントリークラブ 飛田寛大支配人 「大体4、5メートルの距離でクマが出て、自分の方に向かってきたので緊急避難的な措置で発砲したと」
このハンターは法律違反になるのでしょうか。人命に危機が迫っている場合、刑法の「緊急避難」が認められることもあり得ます。
現役のハンターでもある弁護士は…。
現役ハンター 中村憲昭弁護士 「ヒグマの駆除の許可を持っていないにもかかわらずヒグマの見回りに出たとなれば、少し銃刀法の解釈を安易に考えすぎかなと。緊急避難で逃れられるというのは、ちょっと安易かなと思う」
北海道は警察などとともに今回の駆除が適切だったのか調べています。