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従業員「鍋から目を離した…」三軒茶屋駅近く飲食店で火災

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 東京・三軒茶屋で発生した火災。出火した中華料理店のスタッフが番組の取材に応じました。

■三軒茶屋駅近く 飲食店で火災

 テレビ朝日社員が火災の現場に居合わせました。

 火の手は勢いを増します。建物の中からは赤く炎が上がり、煙は空に高く高く上がっています。

 現場は、首都高と国道246号沿いにある三軒茶屋、通称「三茶」と呼ばれるエリアです。ランドマークのキャロットタワーも、煙で見えないほどに…。

 煙は遠く六本木のカメラからも確認できるほど高く上がりました。

119番通報 「火が出ている」

 16日午前10時前、2階建ての飲食店で火が出ていると通報がありました。警視庁などによると、火元の飲食店およそ20平方メートルが焼けました。

周辺住民 「家の掃除をしていたら警察からドンドン扉をたたかれて、避難してくださいということで避難している」

■なぜ?どこから出火?

 現場には、2軒の中華料理店が並んでいました。

 番組が入手した通報から5分ほど後の映像。右手の白い看板の中華料理店に、消防隊員が集まっています。実は、こちらが火元の中華料理店です。

 それから47分後の映像。左手の赤い看板の中華料理店に延焼していく様子が分かります。

 カメラが現場に到着した際、消火活動が行われていたのが左手の延焼した中華料理店でした。

 火元の中華料理店はおよそ20平方メートルが焼けたのに対し、延焼した建物は5倍にあたるおよそ100平方メートルが焼けました。

■従業員「鍋から目を離した…」

 延焼した左手の中華料理店のオーナーに話を聞きました。

延焼した店のオーナー 「従業員から『隣が火事』と連絡があって、見に来たらもう燃え移っていた。(火元の)鍋の油に火が入って、その火がダクトを伝わり燃え広がった。30分でわっと来た。すごく早い。皆ぶっ壊しているからもう全部だめ。なったものは仕方ない。次を考えるしかない」

 警察によると、営業前の仕込み中に出火したということです。

火元の中華料理店 「鍋から目を離してしまって燃えた」

 火元である従業員にも話を聞きました。

火元の店の従業員 「(Q.何をしていた?)油を温めていた。オープンの準備。(火柱が)2メートルくらいの高さで、消火器かけたが火が収まらず逃げた」

 なぜ火元ではなく、延焼した方が広く燃えたのでしょうか。

元東京消防庁 麻布消防署長 坂口隆夫氏 「出火元の建物に早く消防隊が放水できたのかもしれない、それで早く消えたか。そして延焼した建物は中華料理店だから、燃えやすい油などを多量に使っている。いったん火が付くと延焼拡大が早い」

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