トランプ政権が、日本製鉄が買収したUSスチールに対し、工場の操業停止を阻止するため「黄金株」の権限を行使したとアメリカメディアが報じました。
日本製鉄は6月、アメリカの鉄鋼大手USスチールを買収しましたが、その条件としてアメリカ政府に対し経営上の重要事項について拒否権を持つ「黄金株」を発行しました。
ウォール・ストリート・ジャーナルは19日、USスチールが進めていたイリノイ州にある工場の操業停止計画をトランプ政権が「黄金株」を行使して阻止したと報じました。
ラトニック商務長官がUSスチールに対し操業停止を認めない意向を伝えたとしています。
これを受けてUSスチールは計画を撤回し、工場は今後も操業を続けるということです。