来月4日に投開票される自民党総裁選挙。5人の候補のうち石破政権で閣僚を務める小泉農水大臣と林官房長官の2人、そして茂木前幹事長の戦略について報告です。
（政治部・森洋介記者報告） 前回の総裁選で国会議員票でトップだった小泉さんは今回、100票の大台を目指します。
小泉農水大臣 「今自民党に必要なのは、まず我々が心をひとつにすること。足元から一つひとつ信頼回復の歩みを私は始めていきたい」
小泉さんは「政策を華々しく打ち上げない」として、前回の総裁選で掲げた選択的夫婦別姓の導入などの持論を封印しました。
課題の討論は「今回は安定している」との声が党内では多く上がっています。手元の紙に目を落とすことも多く、失点を防ぐことに注力しています。
林官房長官 「今までの経験、実績、すべて使ってこの日本を再び明るい、夢の持てる、希望の持てる世界に、日本に変えてまいります」
林陣営の幹部は「討論会が始まればマイナス要素がない」と自信を見せています。
多くの要職を歴任した経験を武器に現職の官房長官として“石破票”の獲得も狙います。
茂木前幹事長 「若い人たちが自分たちの未来は明るいと思える国、そんな国をつくっていきたい」
一番乗りで出馬を表明した茂木さんは精力的に視察をこなすほか、SNSを積極的に活用するなど発信を強め、親しみやすさをアピールしています。
