アメリカのトランプ大統領はウクライナへの巡航ミサイル「トマホーク」供与について、ほぼ決まったことを明らかにしたうえで、「用途を知りたい」と述べました。
トランプ大統領 「(トマホーク供与は)だいたい決めたようなものだ。ウクライナにトマホークをどう使うのか、どこに送るのか聞いてみたいし、聞かねばならない」
トランプ大統領は6日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、アメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」を供与するかどうかについて「だいたい決めた」としながらも、ウクライナが「トマホーク」を使って何をするのか、用途を知りたいと強調しました。
また、事態の「エスカレーションは見たくない」と述べ、慎重な姿勢もにじませました。
「トマホーク」は射程およそ1600キロで、ウクライナからモスクワを射程圏内に収めることができます。
ロシアとウクライナの和平交渉の停滞を受けて、アメリカのバンス副大統領は先月末、「トマホーク」を求めるウクライナの要請を検討していると明らかにしましたが、プーチン大統領は5日、「米ロ関係の崩壊につながる」と強く牽制(けんせい)しています。