サイバー攻撃によるシステム障害が続いているアサヒグループホールディングスについて、「Qilin」を名乗るハッカー集団が犯行声明を出したことが分かりました。
ロイター通信によりますと、「Qilin」は7日、ウェブサイト上でアサヒグループホールディングスの内部文書とする29枚の画像を公開し、およそ27ギガバイトのデータに相当する9300件以上のファイルを盗んだと主張しました。
ロイター通信は「文書の信憑(しんぴょう)性を確認できていない」としています。
2022年に初めて活動が確認された「Qilin」は、世界中の企業に身代金要求型の「ランサムウェア」によるサイバー攻撃を仕掛けています。
これまでに870件のサイバー攻撃を主張しているということです。
アサヒグループホールディングスの広報はANNの取材に対し、「詳細調査中で現時点でコメントできることはありません」と答えています。