岡山県倉敷市で7日、戦没者追悼式が開かれ、戦後80年の節目に遺族らが平和への祈りを捧げました。
式には、遺族ら約450人が参列しました。
倉敷市の伊東香織市長は「戦争の記憶を必ず後世に伝え、倉敷市を安心して暮らせる街にしていく」と誓いました。
そして倉敷市遺族連合協議会の岡本忠会長が追悼の言葉を述べました。
(倉敷市遺族連合協議会/岡本忠 会長)
「私の父もその(犠牲者の)1人で、生きて帰れないと言われたパプアニューギニアに出征し、直接の戦闘はもとより、熱帯性の感染症や飢餓とも戦いながら、ついには力尽きて戦死してしまいました。平和の尊さを語り続けることで再び戦禍を繰り返さないことを戦没者の御霊にお誓い申し上げます」
遺族らは静かに花を手向けて戦没者を悼み、平和への祈りを捧げました。