ガザ地区の和平合意の「第1段階」として、イスラム組織「ハマス」に拘束されていた人質のうち生存しているすべての人質が解放されました。イスラエルに収監されてたパレスチナ人の釈放も始まっています。
イスラエル軍は13日、イスラム組織「ハマス」に拘束されていた48人の人質のうち生存する20人が解放されたと明らかにしました。
全員、歩ける状態だということです。
約2年ぶりに家族のもとに戻った人質は抱き合いながら再会を喜びました。
また、ハマスは声明で13日に返還する死亡した人質4人の名前を発表しました。
人質家族らを支援する団体は、すでに死亡している28人のうち4人の遺体しか13日に返還されないのは停戦合意への違反だと非難し、イスラエル政府や仲介国に対して即座に対応を取るように訴えました。
一方、イスラエルに収監されていたパレスチナ人2000人の解放も始まりました。
ガザ地区南部のハンユニスにある病院にパレスチナ人を乗せたバスが到着し、待ち受けていた家族らに出迎えられました。