5日、参議院の予算委員会で質疑が行われ、野党は、高市早苗総理大臣の陣営が“中傷動画”に関わったのではないかと追及しました。激しい応酬の末、7回も審議がストップする異例の事態となりました。
■「秘書本人か判断難しい」
高市総理 「動画を昨夜遅く確認した。週刊誌で言われているような、総裁選で他候補を批判する動画の作成に関するものではない」
野党側から激しい追及を受けたのは、去年の自民党総裁選挙や今年の衆議院選挙の時に、高市総理の公設第1秘書が対立候補らの誹謗(ひぼう)中傷動画の作成と拡散を依頼していたと週刊文春が報じたもの。
今週新たに公開された秘書と動画作成者のやり取りとされる音声データ。声の主について問われると、こう答えました。
高市総理 「秘書本人かどうか、あの音声をもとに判断することは難しい。秘書が私と会話している時よりも、かなり高い声でハキハキとしゃべっていたので違和感があった」
音声が秘書本人かを明言しない総理に、野党側は…。
立憲民主党 岸真紀子議員 「週刊文春が捏造(ねつぞう)しているのかどうか、それとも第1秘書が事実を言っていないのか」
高市総理 「しっかり音声データを聞き、そのうえで答弁している。『週刊誌の記事が正しい』『私の答弁は間違っている』、そういう印象操作をされているが、大変心外」
激しい応酬を繰り返し、およそ28分間で7回も審議がストップする異例の事態となりました。
高市総理は語気を強めて疑惑を否定します。
立憲民主党 塩村あやか議員 「今回国会質疑でこれだけ取り上げられ疑念が広がっている。抗議をしっかり行うなど、検討されていないのかお伺いしたいと思います」
高市総理 「今、私は日本国を背負って国家経営に取り組んでいる。本当にそういうことに時間を使っている暇はない」
■補正予算成立 スピード審議
そして、肝心の2026年度の補正予算案の審議は?
「両案は可決されます」
参議院では少数与党が続いていますが、予算委員会の採決では野党の国民民主党やチームみらいが賛成にまわり、可決。審議入りしてから3日間、熊本地震に対応した10年前と同じ、スピード審議となりました。
今回の補正予算案は総額3兆1135億円。財源は全額が赤字国債でまかなわれます。
高市総理 「国民の皆様の暮らしや経済活動に支障が生じないように、適切に判断をして、万全の備えを取るべく編成することにした」
(2026年6月6日放送分より)