倉敷市の天才サッカー少年、小学6年生の石井久継くん。この夏の全国大会でも得点王に輝くなど順調にステップアップしています。そんな将来が期待される12歳が今回、ある大きな決断をしました。
倉敷市の小学6年生、石井久継くん。広島県の強豪チーム、福山ローザス・セレソンの10番を背負います。今年3月に行われた小学生のワールドカップと言われるダノンネーションズカップ日本予選で得点王。さらに8月には、バルセロナなど海外の名門チームも招いて行われたジュニアワールドチャレンジでも得点王に。全国レベルで注目を集めるストライカーになっています。
そんな石井くんの最新プレーを取材。広島県福山地区、12歳以下のトップリーグ。地方レベルの大会ではやはり、”格”が違いました。
なんと2試合で12ゴール。武器であるスピードを生かし、チームの連勝に貢献しました。
実は久継君、この1カ月前にある大きな決断をしていました。先月、倉敷市の自宅を訪れたのは、Jリーグ湘南ベルマーレのスカウトと育成担当の責任者です。入団に向けての最終交渉でした。
(湘南ベルマーレ浮嶋アカデミーダイレクター) 「クラブとして、住むところとか学校とか、食事の面とか寝る時間、遠征のこととか色々なことをお話させていただきました」 「本人が親元を離れて、ベルマーレの方に入団を決意したということを本人の口から聞きまして」
石井久継くん、来年春、中学進学と同時に湘南ベルマーレのジュニアユースに入団することを決めました。他のJリーグチームからの誘いもあり、悩んだそうですが、「サッカーを楽しむ」というチームのコンセプトと縦に早いスタイル、それにジュニア年代からトップチームまで一貫した育成方針などが決め手となり、ベルマーレを選びました。
(石井久継くん) 「お父さんもがんばってきてっていう気持ちだったから、そこは心配しないでサッカーのことに集中する」 「最年少でプロになって、日本代表にも選ばれて、最後には海外でプレーするような選手になりたい」