華やかな衣装で着飾ったひな人形の生産が岡山県高梁市のひな人形メーカーでピークを迎えています。
高梁市のひな人形メーカー「日本貿易産業」では、来春の桃の節句に向け職人たちが作業を進めています。 十二単などの衣装を着せ、専用の道具を使いながら襟元や裾などを美しく整えていきます。衣装を身に着けた人形に動きを加える工程では、腕を折り曲げたり、綿を入れて袖などにふくらみを持たせたりします。 あでやかな衣装に身を包んだたくさんの人形たちは頭を付けた後出荷されるのを待っていました。
近年は人形の数が少ないコンパクトな商品に人気が集まっていることもあり、今年のひな人形の生産は約7万体と、最盛期の2割弱まで落ち込んでいます。ひな人形の生産のピークは年末まで続きます。