1日の暴風の影響で高松城跡にある国の重要文化財、披雲閣でガラス戸が壊れるなどの被害が出ました。
披雲閣は旧松平家の別邸で大正6年に完成しました。築100年を超える国指定の重要文化財です。被害を受けたのは本館2階「波の間」西側控えの間のガラス戸です。
1日の朝の点検で、暴風でガラス戸が外れて落ちているのが発見されました。2枚のガラスははずれて木枠が壊れ、一部は折れています。 また、本館付倉庫の雨どいの一部、約90センチが落下しました。さらに2メートルほどの雨どいがぶらさがっている状態です。東袖塀・開口部の化粧板は、幅12センチ長さ60センチの木の板がはずれて壊れるなどの被害が出ました。
高松市文化財課では文化庁と調整しながら修繕にとりかかる予定です。
(玉藻公園管理事務所/岡一洋 所長) 「披雲閣は築100年、古い建物なので台風とか強風が吹くと痛んでしまって残念な気持ちです。1日も早く直したいと思います」