水がめを使ってその年の作柄を占う「よはかり」が岡山県新見市で行われました。
新見市で古くから続く神事「よはかり」は、市の重要無形民俗文化財に指定されています。 1年前に埋めた水がめの石ぶたを取り除き、半紙をはがして中の水と米の状態を見て今年の作柄を占います。水が多ければ水害、少なければ干ばつ、かびがあれば病害などが判断できます。
（児山佳清 さん） 「今年は虫とか病気は少ないと思われます。多少水が減っとったので、でも、そんなに大して減ってはなかったので、やっぱりその辺は気をつけて水管理も行っていきたいと思います」
かつて「よはかり」は、集落の多くの人が参加していましたが、高齢化が進み、現在は児山さん一家がこの伝統を守っています。
