再調査が始まったばかりでまた産廃発見です。去年3月、産業廃棄物の撤去を終えた香川県豊島の不法投棄現場跡から、ドラム缶と見られる金属の塊が新たに見つかりました。
産廃が見つかったのは、不法投棄現場跡の東側部分です。地下1.5メートルのところからドラム缶とみられる金属の塊が見つかりました。ほとんどつぶれていますが、約10本分とみられます。また、汚泥も見つかっていて重量はあわせて約152トンとみられます。
県ではこの金属の塊を掘り出して現場の仮設テントに保管していて、性状などについて調べることにしています。
香川県は、公害調停の期限の去年3月末までに不法投棄された約91万トンの産廃の撤去を完了。しかし、不法投棄現場跡からは今年に入って2回にわたり、あわせて115トンの産廃が見つかっています。 このため、県では12日から、これまでに深く掘ったことが無いエリア1.7ヘクタールの再調査を始めたばかりでした。
(香川県廃棄物対策課/中塚久善室長) 「非常に残念です。今後は掘り出した廃棄物については、直ちに一時保管して性状検査の上適切に処理したい」