この週末、岡山・香川で瀬戸大橋の開通30周年を記念するイベントが開かれました。イベントには多くの人が集まり、にぎわいました。7日は強い風のため倉敷市で予定されていた多くのイベントが中止に。香川県でも、坂出港で予定されていた花火大会が中止になるなど影響を受けました。
(記者リポート) 「初日は強い風で中止となってしまったんですが、2日目は絶好のイベント日和となりました。会場は大勢の人で賑わっています」
倉敷市の上空には航空自衛隊の飛行チーム、ブルーインパルスが登場です。機体の不調により途中で中止となりましたが一糸乱れぬ美しい動きで観客を楽しませました。
坂出市の与島パーキングエリアでは瀬戸大橋開通30周年の記念式典が行われました。 岡山県の伊原木知事や香川県の浜田知事らが出席する中、若い世代が瀬戸大橋への思いを話しました。
(STU48/福田朱里 さん) 「たくさんの人の思いを乗せて30年前に開通したことを知って、瀬戸大橋がもっともっと好きになりました。これからも瀬戸大橋の魅力をどんどん自分から発信していきたいと思います」
坂出市の瀬戸大橋記念公園では、香川のグルメを楽しむイベントが開かれ、多くの家族連れが訪れました。香川大学の学生が考えた記念プレートが1日50食限定で販売されるなど、30周年ならではの企画も。 また、与島パーキングエリアではDo As InfinityやPUFFYが出演する音楽フェスで30周年を盛り上げました。
瀬戸大橋は1988年4月10日、世界最大級の鉄道と道路の併用橋として開通。本州と四国を初めて橋で結び、人々の暮らしを大きく変えてきました。
(香川に住む人はー) 「関西からこっち(香川)に嫁いできたんでたぶん橋がなかったら来てなかったと思う」 「私は野菜を作っているので、大阪とか東京に行くのに鮮度が高い物を出荷できるようになったから、今改めて初めて、30年経ったんじゃなっていうつくづく時の長さっていうのを思いますね」
(岡山県/伊原木隆太 知事) 「瀬戸大橋のおかげで、われわれにとって四国が大変身近になったと思います。(これから)産業だけでなく、観光の面でも使っていきたいと思っています」
(香川県/浜田恵造 知事) 「今後も現役の交通インフラとして、世界に誇る観光資源として100年、200年、未来永劫その役割を果たしていってほしい」