岡山県総社市で警察の捜査に協力する「警察嘱託犬」の審査会が開かれました。殺処分を免れた柴犬も警察犬を目指しました。
初めて審査会に参加した柴犬の愛ちゃん。1年半ほど前、迷い犬として動物愛護センターに保護されました。
(NPO法人しあわせの種たち/濱田一江 理事長) 「少し手を出して動かしてみたときにガルガルて牙をむいてきたので、これは下手に手をだせないなという印象でしたね」
噛み付きがひどく飼い犬として譲渡できないため、殺処分になるところでしたが、NPO法人に引き取られ警察犬をめざす訓練をしています。
(記者) 「これから、最初の服従の試験が始まろうとしています。愛ちゃん、緊張しているのでしょうか、少しそわそわしているようにも見えます。愛ちゃん、がんばれ!」
服従の試験では、基本動作としつけが試されます。
(トレーナー/赤木美穂さん) 「服従は基本的には嫌い」
障害物を飛び越える課題、1回目はよけてしまいましたが、なんとか飛べました。
(記者・実況) 「今なげました。愛ちゃん、とれました。トレーナーの元へ帰ってこなければいけませんが、少し通りすぎてしまいました」
(トレーナー/赤木美穂さん) 「予想通りといったらあれだけど、やっていたことが出せなかったのが残念です」
試験の結果は、5月から6月に出るそうです。愛ちゃんは不合格になっても来年もチャレンジするということです。 みんなに愛され、役に立てる警察犬を目指してがんばれ、愛ちゃん!