岡山県総社市の吉備路を走る、小さなランニングイベントが開かれました。この大会、給水所が「あるもの」に変わっているんです。今、売り出し中のまちの名物と関係があります。
総社市で古代吉備王国の魅力を伝えようと開かれた、ランニングイベントです。約100人が参加しました。総社市の片岡聡一市長も一緒に走ります。
(総社市/片岡聡一 市長) 「きょうは楽しく皆さん一緒に走りましょう」
(記者) 「私も着替えてきました。5キロ完走します。頑張ります」
「パーン」という合図とともにスタートしました。
走るのは4月に新しくできた約5キロのコースです。備中国分寺やこうもり塚古墳を楽しみながら走ることができます。
しばらく走っていると看板が見えてきました。
給水所です。…いや、給パン所です!
参加者は、ここでパンをもらうことができるんです。記者もパンをもらいました。
(参加者は―) 「甘くてすごく美味しいです」
総社市はパンの製造出荷額が岡山県で第1位。市内にはパン屋さんが18もあります。
12日は、パン屋さんを盛り上げようと立ち上げた「パンわーるど総社」に加盟している、8つの店が協力し、給水所ならぬ給パン所を作りました。
しばらく走っているとまた給パン所を見つけました。 食べやすいサイズで作られていて、参加者はとてもおいしそうに食べていました。
2つ目の給パン所を過ぎるとゴールです。
(記者) 「なんとか5キロ走りきることができました。途中沿道の応援もあって頑張れました。そして、ゴール地点にもパンがあるということでいただきます」
(参加者は―) 「国分寺もあって田んぼもあってということで、すごく走りやすい環境だったんじゃないかなと。総社の魅力的なコースだったんじゃないかなと思います」 「普段のいやなこと忘れたでしょ」 「はい」
(総社市/片岡聡一市長) 「これからのネーミングは、吉備路panファンランと名づけて、また来年もやりたいと思います」
吉備路の魅力的な風景と総社市のパンをかけあわせたイベント、来年もあるということなので、ぜひ参加したいと思います。