倉敷市真備町では、自衛隊などによって「災害ごみ」を撤去する作業が進められています。ダンプカーに積まれた大量の「災害ごみ」は、どこに運ばれているのでしょうか?
(記者) 「災害ごみは自衛隊の大型のトラックに積まれて、次々と運ばれていきます」
倉敷市真備町で出た災害ごみの量は、7万トンから10万トンと推計されています。7月17日からは、自衛隊が1500人に増員するなどして、撤去作業に当たっています。
(自衛隊員はー) 「きょうは6往復予定です。他にも行かないといけないんで」
約3.5トン積めるダンプカーの荷台いっぱいに積み込まれた災害ごみ。この災害ごみはどこに運ばれているのでしょうか。
到着したのは倉敷市西部ふれあい広場です。真備町で発生した災害ごみを一時的に集めています。分別は行われておらず、真備町の路上に積まれていた災害ごみを運んできたままの状態です。
(記者) 「運ばれてきた災害ごみはあちらで降ろすのですが、その作業の順番を待つトラックが長く行列になっています」
倉敷市によりますと19日、西部ふれあい広場には自衛隊や岡山県産業廃棄物協会などの車、のべ約600台が災害ごみを運んできました。 20日も、ひっきりなしにダンプカーが行き来していました。
倉敷市では、西部ふれあい広場の他に6カ所で集めています。 今後、倉敷市は集められた災害ごみを「焼却・埋め立て・リサイクル」に分別し、処理する予定ですが、処理方法は決まっておらず日程のめどもついていません。