JR西日本は、芸備線の新見~備後落合の区間について、2025年10月14日から一部ダイヤを変更します。
ダイヤ変更は、芸備線の存廃などを議論する再構築協議会の実証事業に係るものです。
学校や沿線自治体へのアンケート結果などをもとにした変更で、高校生の通学時の利便性向上を図るのが狙いです。
主な変更では、夕方に新見駅を出る下り列車の発車時刻が、現在の午後6時20分発から午後6時51分となり、約30分遅くなります。部活動をする高校生の帰宅時間に配慮したということです。
新見方面に向かう朝の上り便については、現在、JR野馳駅(新見市)を午前5時29分に発車していますが、変更後は6時25分となり、1時間ほど発車時刻が遅くなります。
再構築協議会の実証事業は、芸備線の潜在的な可能性を検討するものです。すでに新見~備後落合(広島県)の区間で土日祝日に上下1本ずつ、臨時列車を運行するなどしています。