香川の伝統工芸「香川漆器」の後継者を育成しようと、「香川県漆芸研究所」がオープンキャンパスを開きました。
学生や社会人を対象に行ったもので、23日は、県外在住の女性1人が参加しました。 職員が、漆は絵の具より粘りがあるため、きれいに塗ることが難しいことなどを説明しました。
そして体験です。漆を何度も塗り重ねた器の表面を、刀で彫って模様を出す技法「彫漆」では、あまり力を入れすぎないことや、板をまわしながら彫ると丸く彫りやすいことなどを教わっていました。
(参加者はー) 「まだ感覚すらわからないくらい難しいです。身近に漆器がある生活みたいなのを何かプロデュースしたいと、そういうような(ことを)今は考えています」
研究生の受講期間は3年間で、入学金や授業料は無料です。来年度の定員は10人で、願書の受付は10月26日から始まります。