岡山県総社市役所に設けられた、支援物資のフリーマーケットが被災者の人気を集めています。いわゆる通常のフリーマーケットと違って、文字通り「フリー」、つまりタダ。倉敷市の被災者も利用できるんです。
(記者) 「こちらでは、市役所の車庫を開放して、支援物資の受取所としています。このように、衣類などがサイズごとに丁寧に仕分けされています。」
総社市が7月9日から行っている、支援物資のフリーマーケットです。衣類など様々な物の中から被災者は、自分で必要な物を選んで無料で持ち帰ることができます。
(総社市 災害対策本部支援物資班/尾崎敬一さん) 「いわゆる避難者の方に取りに来てもらう、選んでもらう、そういった形で提供しようということをコンセプトにして、これを始めました」
総社市だけではなく、真備町など倉敷市の被災者も品数が多いと聞いて、受け取りに来ています。
(被災者はー) 「これ(ティッシュ)なんかコメントが書いてあったので、元気になりますね」
こちらの生活用品と食料品を受け取りにきた女性は、真備町の浸水した自宅にそのまま住んでいるといいます。
(被災者はー) 「非常に助かります」 (Q.特にどういったものが助かりますか?) 「きょうもらったんですけど、カレーライスとかカレーとか、もらってあっためるだけでできるので」
他にも、本やおもちゃを選ぶ子どもの姿もみられました。
(被災者はー) 「すごいありがたいです。みんないっぱい支援してくれて、ボランティアさんとかにもすごい助けてもらって」
しかし、様々な支援物資が集まる中でも、特に必要とされるスポーツドリンクや、ゴミ袋などの消耗品が不足しています。 総社市は、張り紙やホームページで必要物資の呼びかけを行いつつ、1人が持ち帰る数を制限しています。
支援物資のフリーマーケットは、午前7時から午後7時まで行われていて、避難所が解除になるまで続けられます。