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西日本豪雨の被災者から台風19号の被災地へ「恩返し」 岡山・倉敷のNPOが支援物資を持って出発

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 被災地から被災地を支援します。去年の西日本豪雨で被災した岡山の人たちからの支援物資を持って、倉敷市のNPO法人が20日、台風19号の被災地へ出発しました。

 茨城や長野へ向かったのは、倉敷市真備町で西日本豪雨の復興支援に取り組んでいるNPO法人「災害支援団ゴリラ」です。  去年の豪雨の際に全国から受けた支援への恩返しをしようという取り組みです。

 災害支援団ゴリラは、台風19号の被災地への支援を10月13日からSNSなどで呼び掛けていました。  そして、西日本豪雨で被害を受けた倉敷市真備町や総社市の約300人から支援物資が集まりました。

(記者) 「倉敷市真備町の方々からは、被災時に必要だったティッシュや生理用品など日用品が多く集まっています」

 避難所での寒さ対策として毛布も多く集まりました。  真備町特産のタケノコや、「一緒に頑張りましょう」などと書かれた手紙も寄せられました。

(西日本豪雨の被災者はー) 「私も被災したので、そのときにボランティアでたくさんの方がいろんな県から来て助けてくれて、今回のようなことがあったときに、代表して行ってくださる方に託せるのはありがたい」

 集まった支援物資は当初、乗用車で運ぶ予定でしたが、その量は予想を大きく上回る8トンとなりました。  そこで、倉敷市の企業がトラック2台を提供し、物資の大半を積み込むことができました。

(災害支援団Gorilla/茅野匠 代表) 「何点も何十点もいろんなものが持ち寄られてきて本当にありがたい。現場の最前線で直接支援団体として差し伸べれる手だけは精いっぱい伸ばして、みんなでつながりのある支援をしたいと思う」

 災害支援団ゴリラは、茨城県常陸太田市や福島県、長野県で、11月中旬まで支援物資の配布や炊き出しを行う予定です。


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