岡山県総社市で、被災した外国人のための電話相談が7月24日から始まりました。今回の豪雨では、日本語を理解しにくい在日外国人への情報提供も課題となっています。
総社市役所で始まった外国人向けの電話相談です。 英語やポルトガル語など5カ国の言語に対応していて、り災証明書の書き方や支援の仕組みなど、分からないことがあれば何でも相談できます。
総社市には、ブラジル人や中国人など、26カ国1251人の外国人が住んでいます。他にも倉敷市などに住んでいる外国人の相談にも対応します。
27日、総社市役所には倉敷市真備町有井で被災したブラジル人の女性が、職員の譚俊偉さんに相談に来ました。
(ブラジル人女性はー) 「り災証明を取るときとかでもどこからどういうふうにすればいいのかとか、市とか県が動いてくれたらすごい助かる。(Q.譚さんみたいな存在は?)大きいですよ」
譚さんは、英語、スペイン語、ポルトガル語に堪能です。豪雨の時も、譚さんは外国語を使ってSNSなどで伝え、周りに住む外国人が避難していたといいます。
(ブラジル人女性はー) 「実際私もSNSとか友達にのせてたんですけど、そこまで深刻なの?みたいなすごい半信半疑でみんな言ってきたりするので。やっぱり譚さんが動いた時にはみんないっせいに動いてくれたので、やっぱり市が関わってないとだめかなっていうのは思いました」
電話相談は月曜から金曜、午前9時から午後5時まで行われています。
(譚俊偉 さん) 「窓口行っても受けた説明が全く分からないということになりますので、便利というか必要性があるのではいかと思いました」
問い合わせは、下記の電話番号で受け付けています。 ・ポルトガル語、スペイン語、英語…080-2300-3786 ・ベトナム語 …080-2300-3766 ・中国語…080-2302-5112