6年前、岡山操山高校野球部の男子マネージャーが自殺した問題です。岡山県教育委員会は、遺族が求めていた第三者調査委員会を設置し、初会合を開きました。
(岡山県教育庁/日比謙一郎 教育次長) 「自殺の原因の調査、県教委や学校の対応の検証、そして今後の再発防止策についての提言をいただきたい」
会合には、弁護士や精神科医など5人の委員が出席しました。
この問題は、2012年7月、岡山操山高校野球部の当時2年の男子マネージャーが、監督から厳しく指導された後に 自殺したもので、委員会では自殺の経緯や、学校と岡山県教育委員会の対応などを調査します。
16日は、1時間にわたって両親から話を聞き、両親は「遺族の心に寄り添い、何事も隠すことのない開かれた調査をしてほしい」と話したということです。
(第三者調査委員会/新阜真由美 委員長) 「教育委員会に対しても、必要があれば厳しいことを言いますし、ご遺族に対してももちろん、公平に判断させていただく」
これまで学校や県教委は「監督の指導と自殺の因果関係はない」としていて、調査委員会は、これから関係者や専門家に話を聞くなどして、結果をまとめます。