病院を中心に街の活性化を目指します。香川県高松市に新しくできた市立病院で9月3日から診療が始まりました。周辺の道路や駅前広場の整備も完成しました。
高松市仏生山町に開院した「高松市立みんなの病院」です。
老朽化した現在の市民病院と香川町の「香川診療所」を統合して高松市が新設しました。6階建てで305の病床と25の診療科を設けています。
高松市は新しい病院を核とした街づくりを進めています。
(記者) 「みんなの病院の開院に合わせて、新しいバス路線の運行がきょうから始まりました」
「ことでん」は、これまで路線が通っていなかった高松市の南東部、三谷・川島地区でのバスの運行を始めました。塩江線では仏生山駅や病院を経由するルートに変更したほか、電車との乗り継ぎがしやすいようダイヤの改正を行いました。
また、病院からことでん仏生山駅が近いことから、パークアンドライドで駅を利用してもらおうと病院の東側や駅の広場に駐車場や駐輪場、送迎車用のスペースも設けました。
(高松市/大西秀人 市長) 「公共交通といたしましてもパークアンドライド駐車場でありますとか、西口の駅前広場ができることによりまして、仏生山駅で乗り継ぎ等の拠点性が非常に高まった市民の利便性の向上に多大なる効果があるのではないかと思っています」
また、高松市ではより多くの市民に利用してもらえるよう、病院近くに会議やイベントができる建物を2021年度にオープンする予定です。