西日本豪雨から2カ月です。被災地にはいまだ爪痕が残っていますが、町は少しずつ復興に向かっていました。
発生直後、道路脇に積みあがっていた災害ゴミは、徐々に撤去が進んでいます。
しかし、岡山県によるとすべてを撤去するための具体的な計画は、まだ立てられていません。
(記者) 「9月中の入居を目指して急ピッチで進められている仮設住宅の建設。こちらの仮設住宅は岡山県産の木材を使って建てられています」
岡山県では今も、686人が避難所での生活を強いられています。
それを解消するため、一般的なプレハブタイプに加え、住み心地を重視した木造タイプなど、合わせて8カ所で312戸の仮設住宅の建設が進んでいます。
9月中には入居が始まる見込みです。
大規模浸水の直後、多くの避難者を受け入れ、救出の拠点となったまび記念病院では、現在、仮の診療所で薬の処方や簡単な診療を行っています。
まび記念病院は9月中に、会議室を診療室にするなどして、透析やレントゲン撮影などを再開。来年2月ごろには、 浸水した1階部分の工事も完了し、完全復旧する予定です。