撤去には最大で10億円かかる見通しです。香川県丸亀市が来年度中の完成をめざして整備を進めている下水処理施設の建設予定地から、大量の産業廃棄物が見つかりました。
産廃が見つかったのは丸亀市が3月に着工した下水処理施設の建設予定地です。7月に事前調査のため、地下を掘削していた工事業者が産廃を発見しました。
その後の調査で、深さ約3.6メートルまでタイヤやコンクリート、金属くずなどが混ざった黒色の土が見つかりました。
この土地は、企業誘致のための埋立地で、1967年から41年間高松市の「東洋テックス」が所有していました。現在、工事は中断していて10月まで土壌検査を行います。
下水処理施設の完成は半年ほど遅れる見通しです。産廃の撤去には最大で10億円かかる見通しで、丸亀市は今後、東洋テックスと費用の負担などについて、話し合いを進める方針です。