香川県丸亀市の本島と広島の子どもたちが20日、こども図書館船「ほんのもり号」に一緒に乗って交流を深めました。
こども図書館船「ほんのもり号」に乗って本島にやってきたのは、広島小中学校の子どもたちです。本島の子どもたちが迎えました。
「ほんのもり号」は建築家の安藤忠雄さんが寄贈し、香川県が2025年4月から県内の離島を運航しています。
2つの島の子どもたちは「ほんのもり号」に乗り込み、瀬戸内海を約30分間クルージングしました。
(児童)
「やっほー!!」
子どもたちは瀬戸大橋を間近で見て大きさに驚いていました。
ほんのもり号の中は本がいっぱい。この日に借りられるのは3冊までです。子どもたちは手に取って選んでいました。
(広島小の児童)
「動物が好きなの。(Q.本いっぱいあってうれしい?)うん!」
こども図書館船事業の実行委員会が、島同士の交流の場をつくろうと企画したイベントです。
今回参加した広島小は、子どもの減少で2010年から2025年3月まで休校していて、本島小との交流は15年ぶりです。本島の子どもたちは広島の子どもたちに笠島地区の歴史的な街並みを説明しました。
(本島小の児童)
「笠島にはよく似た庭や門がない家が多くあります」
(本島小の児童)
「いろんな場所があるから教えてあげた。うれしかった。ちょっと緊張した」
冬場は瀬戸内海の風が強くなるため、「ほんのもり号」は11月末で離島間の運航を終え、2026年3月までは高松港で利用できます。