香川県豊島の太陽光発電所建設予定地で行われている産業廃棄物の撤去は、今年の夏までかかる見通しであることがわかりました。
豊島唐櫃の太陽光発電所建設予定地では、香川県の指導で今年1月から土地の所有者側による産廃の撤去が行われています。
当初の予定では4月末に終了する予定でしたが、土地の所有者側の話によりますと、「現在撤去している場所以外の予定地周辺についても撤去してほしい」と県から指導があったということです。
産廃の撤去は雨が降ると出来ないため、梅雨時期には作業が中止になります。このため撤去作業は、今年の8月頃までかかる見通しだということです。
これに対し、太陽光発電所の建設に反対している豊島自治連合会の三宅忠治会長は「期間が延びるのは問題ないが、県の指導に沿って産廃を完全撤去して欲しい」と話しています。
現在、住民側と事業者とはこう着状態で、産廃の撤去後に話し合いなど何らかの動きがあると見られています。