新しい県立体育館の建設工事費について香川県が専門家の協力を得ながらコストを管理する考えを示しました。
(香川県/徳大寺祥宏 総務部長) 「SANAA事務所においては、コスト管理に関する専門事業者の協力を得ながら設計を進めることとしており、県としても設計の折々で資料の提出を求め、有識者の助言等を参考にしつつ積算を行い、コストコントロールを図ることとしております」
26日開かれた香川県議会の総務委員会で徳大寺総務部長が述べました。
新しい香川県立体育館はサンポート高松の北側に整備するものです。建設工事費は170億円から190億円と想定されていて、2023年度に完成予定です。
香川県は今年6月、設計業者を選ぶ審査の結果、東京の「SANAA事務所」を最優秀としました。
しかし県議会は、他の地域で建設費が予定より膨らんだり提案内容通りの施設ができなかったりした事例があると指摘しました。
そして建設コストや維持管理費の最適化、またSANAAとの契約前に納得のいく説明を行うよう香川県に求めていました。