器物損壊の罪に問われていた女性に対し10月、広島高裁岡山支部が無罪を言い渡した裁判で、広島高検岡山支部は上告を断念し、女性の無罪が確定しました。
(無罪が確定した女性はー) 「長かったなというのが一番思ったことです。これで疑われることが終わったのでほっとしている感じです」
無罪が確定したのは、岡山市に住む女性(40)です。 女性は、岡山市中区の住宅に駐車していた車に漂白剤のようなものをかけ、ボンネットの塗装を傷つけた器物損壊の罪に問われ、一審、二審とも無罪判決を受けていました。
広島高検岡山支部は、17日の期限までに最高裁へ上告せず、女性の無罪が確定しました。
広島高検の小野正弘次席検事は、「上級庁とも協議の上、適切な上告理由を見出し難いと判断し、上告を断念した」とコメントしています。