小学生が活躍しました。岡山市のワインの醸造所で、地元の小学生がブドウ踏みを体験しました。
岡山空港近くにあるワインの醸造所を訪れたのは、馬屋上小学校の児童12人です。
この醸造所は、2016年にフランスから岡山に移住してきたワインの醸造家、大岡弘武さんが運営しているもので、ここでつくられるワインは地元産のブドウを使い、添加物を一切使わない製法の自然派ワインとして国内外で名が知られています。
(記者) 「ブドウがぎっしり詰まったタンクに入って、子どもたちがブドウの足踏み体験をしています。踏むたびにブドウのいい香りがしてきます」
子どもたちは約700キロのブドウが入ったタンクに入り、足踏みしたりジャンプしたりしながら一生懸命、実を踏みつぶしていきます。
(子どもたちはー) 「(Q.踏んでみてどうですか?)気持ちいいです」 「(Q.どんな香りがしますか?)ピオーネみたいなにおい」
700キログラムのブドウからできるワインの量は、750ミリリットル瓶700本分。
子どもたちが30分ほどブドウ踏みをすると、タンクの中にブドウの果汁が浮き上がってきました。いよいよお楽しみのジュースの試飲です。
(子どもたちはー) 「(Q.いつも飲んでいるブドウジュースと違う?)うん。ちょっと濃いです」
ブドウの実がつぶれて果汁が出てくると、本格的な発酵が始まります。 今回子どもたちが踏んだブドウのワインは、来年、完成するいうことです。
(ワイン醸造家/大岡弘武さん) 「香りの記憶というのは結構残るので、私たちのワインの作り方というのは、ブドウジュースがただ単にワインに変わったというだけで、ブドウ以外のものは一切入れないんですけれども、この香りがワインになっていくというのを分かってもらえればうれしいなと思います」