倉敷市真備町の岡田小学校で最後の避難者が退去し、1日までに真備町の3つの小学校に設けられていた避難所が全て閉鎖しました。
(退去する避難者は-) 「これから出ますので。長いことお世話になりました」
1日、倉敷市真備町の岡田小学校で、避難所として使われていた体育館から最後の避難者が退去しました。
体育館の中では倉敷市の職員らが避難者が使っていた生活用品の撤去作業を進めていました。
(記者レポート) 「こちらは避難者の方々が使われていた冷蔵庫です。倉敷市の職員が外に運び出し、体育館は元の姿に戻りつつあります」
岡田小学校は西日本豪雨発生直後から周辺住民の避難所となりました。 7月7日午後11時時点で、教室や体育館には約2000人が避難していましたが、11月1日の午前7時現在では3世帯9人が残るのみとなり、午前10時までに全員が退去しました。
これから岡山県矢掛町のみなし仮設に移るという避難者は、生活再建に向けての苦しい胸の内を語りました。
(最後に退去した避難者はー) 「(Q.いつかは家があった場所に戻りたいですか?)戻らないと。戻れないかもしれないですけど、戻りたい」
一方、豪雨によって決壊した小田川の堤防では本格的な復旧工事が始まりました。 仮復旧が行われた堤防の上では、クレーン車が大きな土のうを一袋ずつ釣り上げ、輸送用のダンプの荷台に移動させていました。 復旧工事は来年3月末まで行われるということです。