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真備町の画家 豪雨を乗り越えて個展開催 自宅が浸水…「まだ描きたい」

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 西日本豪雨で被災した倉敷市真備町の画家が個展を開いています。作品では、様々な「光」が表現されています。

 「ギャラリー倉敷」で個展を開いているのは、倉敷市真備町で被災した村上暁さん(47)です。  村上さんは「光」を意識した作品を多く描いています。

 灯かりに包まれた暮らしを表現した作品に取り掛かっていた村上さん。西日本豪雨の時、急いで自宅の1階から2階に作品を避難させました。

(「ギャラリー倉敷」で個展を開く/村上暁さん) 「もうあわてて無我夢中でどんどん2階の上まで持ってあがったんですけど、2階の腰あたりまで水がきたので大部分の作品は水に浸かってしまいましたね」

 村上さんは今、井原市で生活していますが、今後、被災した自宅を建て直し、また真備町に戻るつもりです。

(記者)  「ギャラリーの2階には水没した作品が運びこまれ、一時的に保管されています」

 まだ泥が残っていたり一部がはがれたりした作品もあります。可能なものはひとつずつ修復していく予定です。

 今回の個展では、豪雨の後に描いた作品も展示してます。

(「ギャラリー倉敷」で個展を開く/村上暁さん) 「これがその災害のあと、里庄町の姉の夫婦の家にそっと避難させてもらってたんですけど、その家の近所の里庄の風景が印象深かったんで、それを元に今回描いた作品です。災害で大変なときだったんですけど、何か不思議な光景を見たときにまだちょっと絵を描きたいと思えた自分がいたので」

 村上さんの個展、「夢の始まり」は12月9日まで開かれていて、入場は無料です。

(「ギャラリー倉敷」で個展を開く/村上暁さん) 「いろいろしんどかったんですけど、これからも頑張って絵を描いていこうと思います。絵をみてほっとしたり、 ハラハラドキドキしてもらえたらと思います」


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