ニュース

能登半島地震や豪雨で被災した輪島塗作家の個展 お椀や茶器など116点を展示 高松市

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 能登半島地震や2024年9月の豪雨で被災した輪島塗作家の個展が高松市のギャラリーで開かれています。

 輪島塗の器の表面に絵や模様を入れる『蒔絵作家』の山口浩美さん。石川県輪島市に工房を構え、活動しています。

 高松市の「ギャラリーen」では、山口さんが蒔絵を施したお椀や茶器などの作品116点が展示されています。

 「花文椀」と呼ばれる茶碗は、雪解けしてすぐに花が咲くふきのとうをイメージしたもので、使う人に「春が来た」という喜びを感じてほしいということです。

(記者リポート)
「こちらの『虹のタネ』と呼ばれる作品は、水滴をイメージした美しい柄が特徴です。蓋を開けてみると……虹が出てくるんです」

 山口さんは能登半島地震や2024年9月の豪雨で被災し、一時は蒔絵の道具を持って避難したといいます。今回の展示会に並ぶ作品の多くは、災害の後に仕上げたものだそうです。

(輪島塗 蒔絵作家/山口浩美さん)
「地震も水害も天災でその怖さもあるんですけど、やはり自然の偉大さを感じたなかで漆のものも自然のもの、逆らってもどうにもならないもの、自然のものに触れて癒やされながら仕事をしました」

 山口さんの作品の展示は、7月5日までです。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース