ホテルの料理長らからクリスマス料理やケーキの作り方を教わる講習会が坂出市の高校で開かれました。
坂出第一高校で毎年行われている、クリスマス料理講習会です。香川県内から抽選で選ばれた約50人がクリスマスケーキと料理を作りました。
参加者はまず、坂出第一高校食物科の生徒のサポートを受けながらクリスマスケーキを作りました。
希少糖のクリームや香川県オリジナル品種のいちご「さぬきひめ」を使います。
唯一の男性の参加者、森健一さん(67)です。20年以上料理を作ってきたという森さんですがケーキ作りは初めてです。
(ケーキ作りに挑戦した森健一さん) 「酒のあては作るけれども、(ケーキは)初めて。うまくできたでしょ?」 (Q感想を一言) 「よくできました。ベリーナイス!」
続いて高松国際ホテルの洋食総料理長、松原勉さんからクリスマス料理の作り方を教わります。
一品目はクルミとレーズンを鶏肉で巻いた「ルーレ」というフランス料理です。香川産のみかんをソースに使います。
二品目はオリーブハマチとカブのマリネです。森さんも真剣に松原料理長の話に耳を傾けます。
調理が始まると森さんも本領発揮。同じ班のメンバーにアドバイスしながら、森さんは火加減が難しいみかんのソース作りを担当しました。
(Q「料理長の前で料理をするのは?」) 「いやーあがりますな。本心はそうではないけど」
(Q「どうですか森さんの腕前は?」) (松原料理長) 「すばらしいですね。たぶん普段は作られてないのかなと思う。」 (森健一さん) 「いやいや、よく作ってます」 (松原料理長) 「やっぱり作るんですね、じゃないとこれだけ作れない」
煮詰めたソースをかけ、飾り付けをして「ルーレ」の完成です。
最後に出来上がったケーキと料理2品を全員で試食しました。
(参加した人はー) 「家でだったら失敗を恐れて、もう一押しができないんだけど、そこまで教えていただけたので本当によかったと思っています」
森さんも自分が作った料理にご満悦のようでした。
(参加した森健一さん) 「いい時間でしたね。うまいのもあるけども、楽しい時間でした。おじさん1人だったけど意地悪されへんしよかったです」