ゲーム感覚で、観光地を周遊してもらいます。スマートフォン向けのウェブアプリを使い、観光客の誘致を図ろうという面白い試みが、香川県の三豊市で行われています。また、このプロジェクトをＰＲするイベントが行われました。
（佐田志歩リポート） 「三豊市の父母ヶ浜です。このような三豊市の観光地で写真を撮ると、三豊市のポイントがたまって、北海道旅行や三豊市の特産品が当たります」
全国的な人気スポットとなった父母ヶ浜だけでなく、市内のほかの観光地も周遊してもらおうと企画した、名づけて「みとよクエスト」。クエストとは冒険を意味しています。ウェブアプリをダウンロードして、三豊市内の観光スポット「クエスト」をチェック。その場所へ行って、アプリのカメラで写真を撮るとポイントが獲得でき、旅行券や名産品が抽選で当たるという仕組みです。三豊市が、香川高専詫間校の学生と共同開発しました。
14日は、このプロジェクトをもっと知ってもらおうと、ゆめタウン三豊で地元の名産品などを集めた、みとよマルシェが開かれました。三豊市で採れたイチゴや海産物、地元で作られたトンボ玉などがずらりと並んだほかダンスパフォーマンスも行われました。「みとよクエスト」の使い方を紹介するコーナーも設けられ、担当者が熱心に説明していました。
（説明を聞いた人はー） 「（観光客は）増えると思いますよ、北海道旅行、当たりたいと思います。活性化されていいんじゃないですかね」
（ＦＭ香川・みとよクエストアンバタサー／加藤直さん） 「訪れてくれた人たちが、ハッシュタグで「＃みとクエ」とかをつけてつぶやいて下さっているので、そこからどんどん噂が広まっていって、広がっている感じが」
12月22日からスタートした「みとよクエスト」。1月8日現在で、登録者は400人だということです。「みとよクエスト」は、2月いっぱいで終了ですが、また新たな展開も検討しているということで、今後も目が離せません。
