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「歌の力」で豪雨被災地にともしびを…真備で復活の歌声喫茶 東京の名店とコラボ 倉敷市

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 被災地に灯ったのは歌の力でした。豪雨から復活した倉敷市真備町の歌声喫茶が東京の名店とコラボしました。

(記者) 「普段は離れて暮らしている住民がこんなにたくさん集まりました。皆で歌うと大迫力です」

(歌声喫茶実行委員会/前田光男さん) 「皆さんと一緒に大きな声を出して楽しく歌っていきたいと思いますので」

 真備町の歌声喫茶は豪雨で楽器や練習場所を失いましたが、去年9月に復活。今回過去最多の500人以上が集まりました。  特別ゲストも駆けつけました。東京の新宿で64年続く歌声喫茶の名店「ともしび」のメンバーです。

(うたごえ喫茶ともしび/吉田正勝さん) 「一時でも大変なのを忘れて歌を届けられたらいいと思って」

 「ともしび」のメンバーは、リクエストされた15曲ほどを住民と一緒に熱唱しました。中には涙を流す人も...。

(豪雨で被災した住民はー) 「(脳梗塞で)リハビリを2カ月して、それで声が出だして、それで来ました。楽しかったです」

 この日のためにわざわざ九州から真備町に戻ってきた人も。森脇敏さん(78)は豪雨で自宅が全壊し、今は娘がいる福岡県で暮らしています。

(被災のあと九州で暮らす/森脇敏 さん) 「(Q.戻ってきてどうですか?)真備がええ。博多より真備がええ。皆さんもきょう一日はいろんなことを忘れて楽しまれるんだと思いますよ」

 真備町では今も約9000人が町の外で暮らしています。歌の力で復興にまた一歩踏み出します。

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