春の着工を目指すということです。住民のほとんどが反対している香川県土庄町豊島の太陽光発電所の建設問題で、設置を計画している事業者が近く予定地を視察するなど、着工に向け動き出します。
豊島唐櫃の太陽光発電所建設計画について、ほとんどの住民は景観上問題があるなどとして反対しています。こうした中、県の指導で行われていた予定地での産業廃棄物の撤去が去年11月に終わりました。豊島住民が刑事告発している予定地の汚泥については県は「汚泥はない」と明言しています。
こうした状況を受け、設置を予定している広島県の事業者が近く建設予定地に入り、現場を視察することになりました。視察には、豊島住民の代表も同行する予定です。事業者側の話では視察の後、2月、再び予定地に入り地面の強度などを調べる方針だということです。その上で設計等を見直し、春ごろには着工したいとしています。
これに対して住民は、今後、事業者側の説明会などで改めて反対の意思を伝え粘り強く交渉を続けていきたいとしています。