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「完結ではなく、第一歩」豪雨被害のまび記念病院が全業務を再開 岡山・倉敷市

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 西日本豪雨で浸水被害をうけたまび記念病院が、2月1日、約7カ月ぶりに全ての業務を再開しました。

(記者) 「修繕が終わった1階で受付業務が始まりました。きょうから全ての業務が再開します」

(患者はー) 「今まで待ってましたからねえ、また皆さんの治療ができるようになってうれしいです」 「(Q.小さなお子さんもいてどうですか?)ずっとここにかかりつけだったんで安心ですね」

(記者) 「待合ホールの柱には豪雨の記録を残すため浸水のあった3.3メートルのところに印を残しています」

 まび記念病院は、去年7月の西日本豪雨で1階が水没。患者や避難した人など、約300人が孤立し、ヘリコプターやボートで救助されました。  豪雨から2カ月後に2階での診療を再開し、去年12月からは入院患者を受け入れていました。

 1月に1階の修繕が終わり、2月1日に14の診療科で業務を再開しました。水没したMRIなどの検査機器は新調しました。リハビリ・ルームは以前の1.5倍に広がり、今後は心臓疾患などにも対応します。ベッド数は、40から80に戻りました。

 また、花言葉「門出」の意味をこめ、患者ひとりひとりに船穂産のスイトピーを贈りました。

(まび記念病院/村上 和春 理事長) 「災害以来、全職員が頑張ってやってくれましたし、大勢の方のご支援をいただきました。そして、この日をむかえられたと思います。しかし、これは復興の完結じゃないんで、ここが第一歩なんで。病気を治すだけじゃなしに人生を支えていくという、そういった病院になりたいと思います」

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