「一生自分で食べられる歯」を目指します。岡山市の企業が新しいタイプの電動歯ブラシを開発しました。その特徴は…「つまようじ法」です。
(街の人はー) 「(Q.「つまようじ法」を知ってますか?)知らないです」 「おじさんとかおばさんとかが、お店でつまようじ詰めてるやつですか?」
(オフィスハット/渡邊達夫 社長) 「こうやったら反対側に毛が出てくるんですよ。これがつまようじ法の特色」
「つまようじ法」を開発・研究しているオフィスハットの社長、渡邊達夫さん(77)です。渡邊さんは12年前まで岡山大学歯学部で予防歯科を研究し、引退後、会社を立ち上げました。
(オフィスハット/渡邊達夫 社長) 「炎症がどこから起こってくるかっていうのを調べたら、歯と歯の間に汚れが一番残っとって、炎症がスタートするのが歯と歯の間であるっていうのが分かったんです。今までの歯周病の考え方とは違う考え方、歯ぐきを強くして予防治療しようという考え方に到達したんです。」
(記者) 「こちらがおよそ30年前に開発されたつまようじ法のための歯ブラシなんですけれども、今回自分たちでも簡単にできるように、電動歯ブラシが開発されました」 渡邊さんが開発した電動歯ブラシ「TAPG(タップジー)」は、毛先が前後に振動します。この刺激によって歯肉細胞が増え、炎症や歯のぐらつきが抑えられるという研究結果もあるそうです。
(記者) 「すごく気持ちよかったですよかったです。歯の周りがすっきりしたのももちろんなんですけれども、普段の歯磨きだと裏側がすごく磨きにくいなと思っていたんですけど、これだと簡単にブラッシングすることができてとてもよかったです」
(オフィスハット/渡邊達夫 社長) 「毛先についてはもうちょっと工夫して、もっといい方法がないかな効率的な方法がないかなとは思ってます」
この電動歯ブラシは、全国の歯科医院217カ所や、オフィスハットのホームページで買うことができます。