犬や猫の殺処分を減らそうと香川県と高松市が整備した動物愛護センターが完成し10日開所式が開かれました。
高松市東植田町に開所した「さぬき動物愛護センターしっぽの森」です。開所式には香川県や高松市の職員のほか地域の動物愛護推進員ら約70人が出席しました。
「しっぽの森」は犬猫の譲渡を推進したり動物愛護精神を普及するため県と市が約4億3000万円かけて共同で整備したものです。
保健所から譲渡可能な犬猫が送られてワクチンの接種や不妊去勢手術などが行われます。犬猫の譲渡を希望する人は講習を受けると引き取ることができます。
昨年度、香川県では保健所に収容した犬のうち69.4%の1711頭を殺処分しています。殺処分率は8年連続、また、殺処分数も5年連続で全国ワースト1位となっています。
(香川県/浜田恵造 知事) 「一匹でも多くの犬猫が譲渡されて幸せな生活を送ることができるように、このセンターが役に立つことを祈念しています」