四国電力・伊方原発3号機の運転差し止めを山口県の住民が求めた仮処分の申し立てで、山口地裁岩国支部はこの申し立てを却下しました。
住民側は「伊方原発3号機付近には大きな断層があり、大地震が発生すれば甚大な被害を受ける危険性が高いなど」と主張していました。
しかし15日、山口地裁岩国支部は、伊方原発ついて「施設の耐震性に不合理な点はない」として、住民側の訴えを認めず、申し立てを却下しました。 伊方3号機の運転差し止めを求める仮処分は、原発から50キロ圏内に住む山口県の住民3人が申し立てていました。
伊方3号機を巡っては2017年、広島高裁が運転差し止めを認める決定を出しましたが、去年、一転してその決定を取り消しました。
(四国電力原子力部/瀧川重理登 副部長) 「連続して当社の方、勝訴を頂いております。緊張感を持って、引き続き安全運転に万全を期したい」