4月6日に開幕する「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の芝居小屋に、高校生がデザインした座布団が敷き詰められました。
香川県琴平町の芝居小屋、「金丸座」です。琴平高校美術部がデザインした座布団、約300枚を生徒が1枚ずつ丁寧に並べました。敷き詰められた座布団を上から眺めると、升目状に整然と並んでいます。
(記者) 「こちらの新しい座布団。四方に波が描かれているんですが、四方八方からお客様が来ますようにという願いが込められているんです」
今年の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は35回目の節目の公演です。これを記念して金丸座に座布団を提供しているANAが地元の琴平高校美術部にデザイン作成を依頼しました。
そして、美術部の生徒が手がけた10数種類のデザインの中から、波が描かれたものを選びました。琴平高校が金丸座の座布団のデザインを担当するのは初めてです。
(琴平高校/武内麻衣さん) 「使ってくださるので、シンプルに仕上げるのが大変でした。たくさんの人が来ていただけたらうれしい」
(琴平町/片岡英樹 町長) 「非常に鮮やかで、そして若い高校生が考えたデザインらしくて歌舞伎小屋が大きく、新しく見えるので(公演が)楽しみです」
「第35回記念四国こんぴら歌舞伎大芝居」は故・中村勘三郎さんの息子、勘九郎さん、七之助さん兄弟や市川中車さんなど人気役者がそろい踏みです。
公演は、香川県琴平町の「金丸座」で4月6日から21日まで行われます。