高松市で走行中のトラックからポリタンクが落下し、過酸化水素水が漏れ出しました。過酸化水素水は濃度によっては爆発したり、人体にも影響がある液体だということです。
(記者) 「現場には強い刺激臭が漂っています。トラックは交差点でカーブを曲がった際に、積んでいたポリタンクを歩道側に落としたということです」
11日、午後1時半ごろ高松市鶴市町で「トラックの荷台から過酸化水素水が入ったポリタンクが落ちた」と、トラックを運転していた男性から119番通報がありました。
過酸化水素水は、高濃度の場合、可燃性の物と反応し爆発する危険性があるほか、触れると皮膚がただれたり、気道に入ると炎症を起こす危険もあるということです。
(近所の人はー) 「薬品の臭いみたいのはする。こんなところで薬品がどうこういうのはない。百姓で田んぼでな」
通報から約10分後に消防が現場へ駆けつけ、過酸化水素水が漏れた田んぼや側溝から土を取り除いたり、中和剤で処理したりしました。けが人や体の不調を訴える人はいないということです。